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自動車教習所で抱きしめて ♯23

かえるはバスを待っていた。

彼の右手には白い薔薇が一輪。

やっと来たバスに乗り込み目的地を目指す。

視線を感じ、後ろを振り返ると、

彼と同年代と思わしき黒髪の乙女が、かえるを見つめていた。

一瞬、困った顔を見せたが、微笑み

「困った天使さんだ」と言い、彼女の膝元に薔薇を投げた。

遠ざかっていく救急車を見ながら「また迷える子猫チャンを病院送りにしちまったぜ」と呟く、イナセなかえるであった。

彼の目の前にある門のプレートには「自動車教習所」と書いてあった。

建物に入り、美しい蝶と戯れていたかえるの目の前に巨大な人影が現れた。

「お、おばえはガエル~!!なぜ今さらゴンナ所にあだばれたぁあ!?」

「ふっ。。免許を取るためさ。巨人さん?」

「フザゲルナァあアァ!!」

巨人は拳を振りかぶった・・・だがかえるの姿は無く、変わりに蝶の大群が人影を形成していた。

「何だどぉー?!」

気づいた巨人の後ろにはかえるの姿が、、巨人の首に手刀を打つ。

「しばらく眠っておけ。。。」

巨人は轟音を立てて床に倒れた。

そこへまた人影が現れた。

「貴様がかえるカー!私は教官だ!みっちりしごいてやるカー!」

「一難去ってまた一難か・・・まいったね、ていやんでい」と呟くINASEなかえるであった。

ついに彼に試練の時がやってきたのである!!

車に乗り込んだ教官は声を荒げる。

「カーっかっカー!シートベルトをせんカー!左右確認をせんカー!

マイナスじゃぁー!!・・・・カー!」

「・・・シートベルトをせんでも、ええじゃないか。。。

・・・左右確認をせんでも、ええじゃないか!!ええじゃないか!!」

「な何をいっとるカー!そんな事では・・ええじゃないか・・。」

「ええじゃないか!!」

「ええじゃないか!!」

その声は建物内に響き、一人また一人と増えていき、やがて教習所内全ての人間が、近隣の商店街をかっ歩していった。

これが世に言う「第二ええじゃないか運動 夏の陣」である。

というワケで教習所行こうと思ってます。。。

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